海外レポート

グラファージ海外施設レポート

グラファージの海外特派員が海外ネットワークを活かして、ワールドワイドな情報を提供いたします。海外の施設ではどんなことをしているの?海外の施設はどんな感じなの?などなど。皆様が興味をひく海外施設事情をたっぷりとレポートいたしますので、皆様お楽しみに!



アメリカ編① 福祉の街オレゴン

高齢者が最後までその人らしく生きる「アクティビティケア」とオレゴン

 

福祉の街オレゴン。そう言ってもピンとくる人は、少ないと思います。そもそもオレゴンがどこにあるのかを知らない人も多く、知名度としては高くありません。しかし、アメリカ国内では高齢者・障害者福祉といえばオレゴンというくらい有名な地域なのです。定年退職するとオレゴンに引っ越してくる人も多く、住みやすい街としても全米No.1と言われています。ではなぜオレゴンが福祉の街と言われるまでになったのでしょうか?その理由をいくつ紹介されていただきます。

oregon.jpgまずいちばんは気候です。オレゴンは西海岸の北部(シアトルの南)に位置します。春から秋にかけてはとても過ごしやすく、湿気がないため真夏でも汗でベタベタするようなことがありません。ですから高齢者にとってお過ごしやすい気候なのです。また大自然に恵まれているため空気も新鮮で、いつも緑に囲まれた中で生活することがでいます。さらに農業の街でもあるため新鮮や野菜や果物をたっぷりと食べることができます。またお水もおいしく水道水もゴクゴク飲めてしまいます。健康な体をつくる条件が揃っている街だと言えるでしょう。

次に政府、企業、専門家、住民たちの積極的な取り組みです。オレゴンには医療介護に取り組んでいる州政府公認の団体や任意団体が多くあり、現場で活躍している人たちが福祉の充実にかなり力を入れているのです。特に認知症に対しての医療と介護の連携はすばらしく専門機関も多くあります。また、オレゴン州にある企業は医療・福祉への支援に積極的で、売上の一部を適宜寄付しています。介護職員に対して学費支援をする団体もあり、費用を気にすることなくスキルアップすることが出来るのです。

さらにオレゴンはアニマルセラピーの発祥の地でもあります。ここは動物愛護の街としても有名で、動物たちをケアに取り入れることにはかなり昔から積極的でした。今も高齢者施設や病院では多くのセラピーアニマルたちに出会えます。また州政府では捨てられたり虐待された動物たちを保護し、セラピーアニマルに訓練することも取り組んでいます。



アメリカ編② 自然と広がる高齢者や障害者たちの行動範囲

中心地のポートランドを歩いているとたくさんの高齢者や車椅子の方達に出会います。これには本当に驚きます。ホートランドは坂の多い街なのですが、段差はほとんど見かけません。どこにでも車椅子で行けるのです。もちろん高齢者だって大歓迎です。ポートランドにはMAXやストリートカーという路面電車が走っていますが、この乗り降りにも段差なしです。この路面電車、中心地は運賃無料なので駅らしい駅がなく道路からそのまま乗れる感じなのです。もちろんバスも無料。高齢者や障害者たちの行動の範囲は自然と広がります。(一般の人達も無料です。)

さらに、この州には消費税や州税といったものがありません。ですから州内(もちろん空港にも)には免税店がありません。そうです、州全体が免税店なのです。ですから物価も安く、暮らしやすいのです。

なぜそのようなことが出来るかというと、オレゴン州は儲かっている企業の法人税や高額所得者、資産家の住民税が高いのです。つまりお金はあるところからいただき、一般住民に還元しようという考えなのです。さすがに「福祉の街」と言われるだけのことはあります。では実際に高齢者に対してどのようなケアを行っているかと言いますと、高齢者が最後までその人らしく生きられるように支援する「アクティビティケア」に徹しています。もちろんそのためにアクティビティディレクターが大活躍しています。

グラファージでは、このオレゴンの福祉の仕組みやケアに対する考え方を学び、日本に反映することを目的に企画された日本アクティビティケア研究会企画の「オレゴン高齢者福祉スタディツアー」に協力しています。オレゴンの高齢者ケアを学びたい方、アクティビティケアを勉強したい方、アメリカの高齢者福祉事情を知りたい方、新たなビジネスの展開をお考えの方、ぜひツアーにもこのツアーにご参加下さい。



スウェーデン編

スウェーデンで大腿骨を骨折したら?

高齢者の大腿骨骨折の場合、日本では1ヶ月以上の入院期間を要します。ここで、寝たきりになってしまう方も多いと伺います。他の国ではどのようになっているのでしょうか?スウェーデンで大腿骨を骨折した場合について、お話しますね。



ドイツ編1

ドイツのデイケアにお邪魔しました。~生活そのものを提供

<普通のマンションの1室で>

ドイツの、とあるデイケアにお邪魔させて頂いた時の話です。日本の公団のような、懐かしい外見のマンションの1階にあり、手作りの表札が掛けられていました。鉄の扉を開けてお邪魔すると、リビングと台所と食事スペース、簡単な寝室という構成で、1LDKの友人の家に来たような気持ちです。6~7人の利用者の方と、ケアワーカーの方が2名、ちょっと狭い間取りの中、近い距離でコミュニケーションをされていました。



ドイツ編2

ドイツの福祉機器レンタル業者さんとご一緒しました~素敵を引き出す歩行車

歩行車の交換

福祉機器レンタル業者の方に同行させて頂き、施設訪問に伺った時の話です。 この日は施設に入居されている80代の女性の、歩行車の交換を行いました。 笑顔で私たちを迎えて下さった女性は、歩行車を使用せずに立っている時は周りの家具の端にちょっと手を添えて、バランスを支えていました。女性が使用していた歩行車は、外出用の為に車輪がやや大きく作られており、全体のサイズも身長150cm前後のこの女性には若干大きすぎるように見えました。



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