玩具と作業療法
みなさんご存知の通り、平成18年4月に介護保険が改正され、現行の要支援と要介護1の多くの人は予防給付の対象となり、介護 予防が必要となります。新しい介護 予防の柱は (1) 運動器の機能向上、 (2) 栄養改善、 (3) 口腔機能向上 の3点です。これらのことに対して、作業療法士という立場として一体どのようなことができるのか、また行っていかなくてはならないのか、正直なところ今はまだ模索状態にあります。
やはり作業療法という見地から見ていくと、いかに日常生活の生活全般に関わることに活かせるか、ということが大切なように考えています。たとえば食事や歯磨きをするときに必要な動きは、手先や手首の訓練をすることによって促されますし、また料理や買い物などに必要な体力や脳力(認知機能)は同時にアクティビティ訓練でも向上することができると考えられます。その人が生活していく上で、できることを少しずつ増やしていく、また衰えさせないようにする。そのために、作業療法がますます重要になっていくことは確かだと考えております。
楽しみながらアクティビティ訓練が進められるように、さまざまな玩具が現場では取り入れられています。ゲームをしているさりげない動作の中で自然と指や手首などが動くのが魅力といえます。手触りの良い木製のものや、指先だけはなく手首も動かすことができるものが多く使われています。
財団法人 岩手済生医会 岩手リハビリテーション学院
専任教員 作業療法士 松田 均 先生

