福祉QC活動とは! Vol.2
1989年に「福祉QC」活動が始まったと前回のコラムで解説しましたが、そのベースとなるQCサークル活動は、1962年に発足し、以来製造業を主な活動の場としてわが国の産業界を支え続けてきました。今回は、QCサークル活動に代表される小集団活動を取り上げ、「小集団活動とは何か」「どのようにやるのか」「小集団活動がもたらす効果やメリット」について解説いたします。
小集団活動とは
小集団活動は「職場第一線のメンバーの小集団をベースにした全員参加の自主管理方式による職場改善活動」と定義されます。「小集団」とは職場3~7名程度のグループ・サークル・チームのこと。 「全員参加」とは活動の主体であるグループ・サークル・チームだけではなく、上司である管理者も含むことです。「自主管理」とは「指示・命令されて仕事をする」命令管理に対して、「自分たちで管理し仕事をする」ことを言います。仕事には日常業務と改善業務があります。日常業務は命令管理が主体ですが、小集団活動における改善業務は自主管理が主体になります。言い換えると、小集団活動は”改善”という仕事を”自主管理”によって行うことになります。
どのようにやるのか
改善とはより良い状態に改めるということ、今ある職場の状態からもっと良い状態にすることです。 では、もっと良い状態にするにはどのように行えばよいのでしょうか。一言でいえば”PDCAを回す”ということになります。PDCAとはP(Plan) ⇒ D(Do) ⇒ C(Check)⇒ A(Action)の頭文字をとった略語で、計画⇒実行⇒確認⇒処置を表しています。これを管理のサイクルといいます。 まず、よい状態にするために計画を立て、計画に従って実行し、実行した結果を確認する。更に評価をして悪い点を更に改善(処置)する。これが管理です。
つまり、小集団活動とは「自分たちでPDCAのサイクルを回す」ことなのです。
小集団活動の効果やメリット
小集団活動で行う改善には2つの効果があります。ひとつはハードの改善といって、モノや仕組みを改善する「業務改善」。もうひとつはソフトの改善といって、改善活動のプロセスを通じてヒトが問題発見能力や問題解決能力の向上を図ることのできる「能力改善」とがあり、このふたつが改善活動の両輪といわれています。組織にとっては、コストダウン、品質向上、納期短縮といった利益がもたらされ、個人とっては継続的な能力開発の機会となることが大きなメリットであるといえるでしょう。
有限会社ビー・ベスト 高齢者介護研究・研修センター
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